PATEK PHILIPPE / 歴史
1839年、パテックフィリップの歴史は前身のパテックチャペック社から始まります。創業者であるアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックと時計師フランソワ・チャペックが共同で設立しました。同社は6名の時計技師を抱え、年間200個の高品質な懐中時計を生産していました。その後、天才発明家でもあるジャン・アドリアン・フィリップを共同経営者に向かえ「世界最高の時計をつくる」という信念の基、最高級の腕時計を次々に生み出していくのです。
PATEK PHILIPPE / 社名の由来
「パテックチャペック社」として創立された後、「パテック社」、「パテックフィリップ社」、「伝統ある時計メーカー・パテックフィリップ株式会社」、そして1932年から現在の「パテックフィリップ株式会社」と4度社名変更しました。世界大恐慌の煽りを受けた同社は、1932年、文字盤製造業を営むスターン兄弟により買収されます。これにより創業家が経営から離れますがアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとジャン・アドリアン・フィリップの2人が目指した「世界最高の時計をつくる」という信念はその後も受け継がれ、買収されたその年には傑作「カラトラバ(Ref.96)」を発表します。
PATEK PHILIPPE / 特徴
ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲとともに世界三大高級時計メーカーとして君臨しているパテックフィリップ。工業製品に関する認定規準の中で最も厳しいとされる「ジュネーブ・シール」を無条件に謳える唯一の時計メーカーでもあります。2009年にはその「ジュネーブ・シール」を更に上回る自社独自の品質規準「パテック フィリップ・シール」を設けることで事実上、世界最高品質の腕時計となりました。ラウンドケースの基礎ともいえる名作「カラトラバ」、高級スポーツモデルを開拓した「ノーチラス」や「アクアノート」など、名だたる名品を世に送り出し続けています。